空気が乾燥し過ぎると、鼻づまり(鼻閉)が悪化することはよくあることです。特に、乳幼児(生後0日から満1歳未満までの子)に関しては、しばしばよく見られる現象で、空気が乾燥しすぎることはあまりよくないと思われております。軽症の花粉症(花粉アレルギー)では、温度変化の影響はあまり気にしなくても問題ないかもしれませんが、鼻の粘膜の過敏性が高い場合には、影響が出ることもあることは覚えておくとよいでしょう。
症状が強い花粉症(花粉アレルギー)や、何年も長期間にわたって持続している通年生アレルギー性鼻炎(鼻過敏症)の患者さんに関しては、鼻の粘膜の過敏性が非常に高まっています。そのために、暖かい場所から寒い場所に移動するなど急激な温度変化があると、それが刺激となって、抗原(生体内に侵入して抗体をつくらせ、アレルギー・免疫反応を引き起こさせる物質の総称)を吸い込まなくなくても急激に大量の鼻水(鼻汁)が出ることがあります。あるいは、鼻づまり(鼻閉)が酷く悪化することもあります。そうした症状を長期間にわたって繰り返していると、鼻の粘膜の過敏性がさらに高くなり、花粉症(花粉アレルギー)や通年生アレルギー性鼻炎(鼻過敏症)がより重症化するという悪循環が起こりえます。
あるいは、温度が25℃以上で、湿度が50〜55%以上になると、ダニの活動性がかなり高くなり、ダニに対するアレルギーを引き起こす可能性が高くなります。その逆に、温度が18℃以下あるいは湿度が40〜45%を下回るようになりますと、風邪(カゼ)を引きやすくなる傾向があります。このような点を勘案すると、室内は乾燥させず、可能な限り温度変化が大きくならないような空調の管理が望ましいと言えるでしょう。快適な湿度や温度の設定には、個人差がありますので、各自好みで調節するようにしてください。
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