「この症状は花粉症が原因だ」というような先入観や固定観念を抱かずに、どんな症状で困っているのか、いつから症状が起こっているのか、どんな症状がどんな順番で発症してきたのか、最も困っている症状はどのようなものか、どのような時(周辺環境なども)にどの症状が悪化または軽症化するのかなどを、まずは念頭において医師にありのまま話すことが何よりも重要なことでしょう。
以下では、可能な限り伝えるべきこと、医院へ行く前に可能な限り事前に整理して伝えられるようにしておくべきことをあげましたので、参考にしてください。
最後の症状の変化を左右する環境や状況は、病気の性質を知るために重要な情報となります。患者さんの多くは、直近で最も困っている病状にばかり関心が向きがちですが、症状が軽くなるときのことをシッカリと覚えていないという方も少なくありません。また、自分では無関心だろうと感じている症状でも、気になる症状があれば可能な限り医師に伝えてください。
「自分の症状はアレルギー(花粉症)が原因だ」と信じ込んでしまい、ほかの意見に耳を貸さない人は時々いるようです。乳幼児(乳児期と幼児期で生後0日から小学校就学までの子供)の花粉症(花粉アレルギー)やアレルギー性鼻炎では、そのような症例は稀(マレ)です。
しかしながら、アトピー性皮膚炎に関して言えば、家族やご本人、あるいは周囲の人たちなどがアトピー性皮膚炎だと思い込んで受診する方が少なくありません。ただ、「アトピー性皮膚炎を何とかしてください」と言って受診されても、本当にアトピー性皮膚炎であるというお子さんはその半分もいないのが実情です。
医院に受診に行く際に、「花粉症で困っている」とか「アレルギー性鼻炎に悩んでいる」などと具体的な病名を挙げて受診される患者さんの中には、実は副鼻腔炎(フクビクウエン)や風邪(カゼ)の人も意外と多いものなのです。小児では少ないのですが、成人では血管運動性鼻炎や好酸球性鼻炎のようなアレルギー性鼻炎とソックリな症状が見られる病気の人も少なくありません。先入観を持って受診すると驚くことになりかねませんので、思い込みはやめるようにしましょう。
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