花粉症(花粉アレルギー)の具体的な診断・検査の進め方は、まずは鼻鏡検査により、鼻の中を観察することからはじめるのが基本です。小鼻の内側にある下鼻甲介(カビコウカイ)という場所の粘膜が、青白く腫れているのが花粉症(花粉アレルギー)やアレルギー性鼻炎の特徴です。
また、長期間にわたって深刻な重症があり、強いアレルギー性の炎症が持続している人や、季節限定の花粉症(花粉アレルギー)の初期的な症状として、粘膜が薄い赤色のこともあります。問診と鼻鏡検査を行って花粉症(花粉アレルギー)の疑いが持たれる場合には、ほかの検査を行います。それが、鼻水(鼻汁)の中の好酸球検査、抗原特異的IgE抗体検査、皮膚試験、鼻粘膜抗原誘発検査です。
患者さんに対して、アレルギー反応があるかどうかを見分けるための検査として、血清総IgEや血中の好酸球(コウサンキュウ:白血球の一種で、体内に侵入した細菌などの異物を攻撃)の数を調べます。乳幼児(乳児期と幼児期で生後0日から小学校就学までの子供)では、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくの合併が無い限りにおいては、アレルギー性鼻炎が単独ではこれらの検査が高い値を出すことはそれほど多くはありません。成人の場合には個人差が大きい傾向がありますが、スギ花粉症では小児でも成人でも高い値を示すことが多いようです。
また、スクリーニング検査として、最も簡単で確実なものは、鼻水(鼻汁)をハンセル染色液という青ないし青紫の色素で染め、鼻水(鼻汁)の中の好酸球の増加を確認することでしょう。花粉症(花粉アレルギー)や通年性アレルギー性鼻炎の患者の80〜90%に、好酸球の増加が認められます。
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