花粉症(花粉アレルギー)の治療に当たっては、長期的な通院が可能で、かつ信頼感を持てる医師の診療を受けることが理想的でしょう。病気の診断や治療、あるいは生活上の注意点に関して、質問しやすく、かつ詳しく教えてくれる医師を見つけることが患者さんにとって望ましいと思います。「耳鼻咽喉科医の免許」や「小児科医の免許」などという区分けは、医師免許にはありません。ですから、安心して長く付き合えると患者さん自身が思える医師の診察を受けるのが最善だと思います。そうしたことを考えると、花粉症(花粉アレルギー)を患った際に、「何科が最も適しているのか」などという疑問は時代遅れなのかもしれません。
耳鼻咽喉科の医師が喘息(ゼンソク)を患っている患者さんに聴診器もあてずに治療薬を処方することはありません。しかも、アレルギー科の医師が花粉症(花粉アレルギー)の患者さんの鼻の中を見ない、ということもありません。仮にそんなことがあれば、他の医師にも診てもらったほうが良いでしょうね。
さて、とは言いつつも各科によって、「花粉症(花粉アレルギー)」の捕らえ方に一定の傾向もあることもないですので、若干解説していきましょう。以下では、「耳鼻咽喉科」「小児科」「内科」「アレルギー科」「眼科」の5つを説明していきます。
花粉症(花粉アレルギー)では、一般的に言って、耳鼻咽喉科を受診する方が最も多いと思います。耳鼻咽喉科医は耳や鼻の病気の専門家ですから、近所にでも親切で信頼できる耳鼻咽喉科医がいれば安心できますね。通常の治療がうまくいかない場合、手術療法ができるというのが耳鼻咽喉科の最大の武器でしょう。
乳幼児(乳児期と幼児期で生後0日から小学校就学までの子供)の場合には、花粉症(花粉アレルギー)や通年性アレルギー性鼻炎のほかに、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくが合併していることが多いため、これらの疾患にも対応してくれる小児科の経験もある耳鼻咽喉科医もおります。
花粉症(花粉アレルギー)の研究と診療の第一人者は、やはり耳鼻咽喉科医ですので、相性が良い医師と出会えれば「鬼に金棒」と言えるでしょう。高齢者も安心して受診できる老年医学にも精通した耳鼻咽喉科医も少なくありません。
また、東洋医学(漢方医学)にも詳しい医師も増えてきています。また、アレルギー性結膜炎にも対応してくれる耳鼻咽喉科医も多く、必要に応じて眼科にも紹介してくれます。喘息(ゼンソク)やアトピー性皮膚炎に関しても適切な医療機関を必要に応じて紹介してくれるのが一般的な耳鼻咽喉科医を受診する上でのメリットでしょうね。
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