「皮内テスト」の場合は、アレルゲン液を皮内注射しますので、反応が激しい場合には、赤みや腫れ、しこりが長く残ることがあります。また、「スクラッチテスト」や「プリックテスト」も、同様の副作用が数日間にわたって残ることがあります。
「皮膚試験」や「鼻粘膜抗原湯発検査」は、前述したように、アナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。そのために、アナフィラキシーショックに対応するための設備や人員などが十分に準備できてない状況ではこれらの検査を行わないと決めている医師も少なくはありません。実際の診療では、これらの二つの検査を行わなくても、診断や治療には特に支障は無いと思います。
「スクラッチテスト」や「プリックテスト」は、熟練した医師や熟練した検査技師などが医師の監督の下で行うべき検査法です。その理由とは、出血するほど皮膚に傷をつけてしまうと、皮膚に存在するマスト細胞の反応だけを純粋に観察することができなくなってしまうからです。
ちなみに、出血するほど傷がつけば、皮膚は赤くなって腫れる、というようなことは、よく考えれば一般の方ですら誰でも理解できることではないでしょうか。それにもかかわらず、平気で出血させたり、出血させた場合でも通常どおりの検査判定をしたりしている医師がたまに見かけられます。実際に、そういう被害にあった方をしばしば見かけますので、医療機関を選ぶ際には、このような点にも注意が必要です。
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