花粉症(花粉アレルギー)によって、鼻粘膜の過敏性が高まってしまうと、その過敏性がなかなか軽快せず、温度変化などの物理的な刺激でも鼻水(鼻汁)が出てしまうことがあります。鼻水(鼻汁)によって鼻粘膜に炎症が生じ、その上でさらに鼻水(鼻汁)がかさぶたのように粘膜に張り付いたりすると、粘膜がもろくなって鼻血が出やすくなります。また、アレルギー性鼻炎そのものの炎症によって鼻粘膜がもろくなり、擦ることによって鼻出血する場合もあります。
アレルギー性炎症によって粘膜が弱くなるために、成人であっても鼻出血は比較的多く見られる症状のひとつです。特に、幼児(満1歳から小学校就学までの子供)や低学年の学童では、痒み(カユミ)や鼻づまりのために、指で鼻の中を触ることが多く、鼻粘膜に傷を作ってしまい、鼻出血を起こす症例がしばしばあります。その多くケースでは、数分で止血しますので、出血そのものはあまり心配する必要ありません。可能なかぎり鼻の中に指やティッシュペーパーなどを入れさせない方が治療法としては適切です。
鼻出血が起きた場合は、鼻の穴よりも多少大きめの綿の玉を作って鼻の奥までシッカリと入れます。そして、人差し指で小鼻をシッカリと抑えます。綿の玉は、シッカリとした硬さを保つ必要があります。ティッシュペーパーではよほど硬く固めないと止血効果が弱く、しかも、血で濡れるとふやけて圧迫効果が落ちてしまうことがあるのですが、綿の玉は濡れると膨らんで圧迫する作用が大きく働くのです。これを上手く利用して役立てると良いでしょう。通常は、こうした方法で、数分から数十分で鼻出血は止まります。30分以上経っても止血しない場合には、耳鼻咽喉科などを早めに受診するよう心がけましょう。
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