1961年にブタクサ花粉による花粉症(花粉アレルギー)が報告されて以来、多くの花粉症(花粉アレルギー)が報告されております。10年ほど前は、花粉症(花粉アレルギー)の原因となる花粉は、スギやブタクサを代表として約50種類あると専門書や医学雑誌に記載されていました。近年では、花粉症(花粉アレルギー)を引き起こす花粉は60種類以上が報告されており、ヨモギ、クワモドキ、サワラ、ハンノキ、ヒノキ、ナガハグサ、カモガヤ、オオアワガエリなどが、主要な花粉症(花粉アレルギー)の原因となる花粉として挙げられております。
バラやりんご、イチゴ、ナシ、桃などを栽培する職業に従事する人々が、その植物の花粉でアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)になる例も知られています。そうした職業に関連するアレルギーを「職業性アレルギー」と呼び、食物性アレルギーや薬物性アレルギーといったアレルギーにも見られることがあります。たとえば、パン屋さんの小麦粉によるアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)や動物実験をする研究者のモルモットの毛によるアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)も有名です。
花粉以外でも、さまざまな物質が鼻のアレルギーを引き起こします。代表的なものがハウスダストです。花粉症(花粉アレルギー)よりもハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎の方が、患者数が多いのは前に説明したとおりです。ハウスダストに含まれているダニの仲間の死骸(シガイ)が主なアレルゲン(アレルギー疾患を持っている人の抗体と特異的に反応し、そのアレルギー症状を引き起こす原因となる抗原)で、ヤケヒョウダニやコナヒョウダニなどが代表的です。
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