花粉症の代表的な治療薬:内服薬(化学伝達物質拮抗役)や局所投与で使用する薬剤など
- 花粉症の治療法・薬物の注意点

花粉症(花粉アレルギー)や通年性アレルギー性鼻炎に対する治療薬剤は、基本的には下記の5つが使用されます。以降で、下記の5つの薬剤の効果や概要を詳しく説明していきましょう。
- 化学伝達物質遊離抑制薬
- 化学伝達物質合成阻害薬
- 化学伝達物質拮抗薬
- ステロイド薬
- 自律神経系作用薬
こうした内服薬のほか、点鼻(テンビ)あるいは噴霧など鼻腔(ビクウ)への局所投与で使用される薬剤がありますが、一人ひとりの患者さんの症状や重症度、年齢、ほかのアレルギー疾患の有無と医師の判断とによって、使用する治療薬は変わってきます。化学伝達物質に関連した薬剤の分類には、研究者によっていくらかの違いがあります。そのため、ここで紹介している分類とは異なる記載をしている医学教科書などもあります。
化学伝達物質遊離抑制薬(抗アレルギー薬)
「化学伝達物質遊離抑制薬」とは、マスト細胞(炎症や免疫反応といった生体防御の機能を働く「肥満細胞」)など、アレルギーに関与する細胞から組織中に、化学伝達物質を出さないように邪魔をする薬剤です。薬剤によって、内服薬、点鼻・点眼薬、吸入薬などさまざまな形態をとる場合もあります。
一般的に言って、抗ヒスタミン作用がないために眠気が少なく、効果が出るまでに2〜4週間の時間がかかりますが、点眼薬は比較的即効性があるとされます。吸入薬は、主にぜんそく(喘息アレルギー)に対して使用します。
化学伝達物質合成阻害薬(抗アレルギー薬)
「化学伝達物質合成阻害薬」に分類される薬剤は、今のところはあまり種類がありません。現在、使用されている薬剤は、Th2細胞が作る化学伝達物質の合成過程の妨害をする薬剤だけです。
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