花粉症の手術療法(レーザー治療・電気凝固):アレルギーの原因の粘膜を焼いて症状を抑制
- 花粉症の治療法・薬物の注意点

花粉症(花粉アレルギー)や通年性アレルギー性鼻炎(鼻過敏症)は、長年にわたるアレルギー性の炎症によって鼻の粘膜を小さくすることは難しく、その場合には、手術療法の必要性が出てきます。手術療法はアレルギーの原因を治療する方法ではないため、はじめから行うことはありません。また、下鼻甲介(カビコウカイ)の粘膜切除など入院を必要とするものは、花粉症(花粉アレルギー)に対しては、近年ではあまり行われておりません。主に、レーザーやトリクロール酢酸、超音波メスなどによる凝固療法が外来治療として行われています。
花粉症の手術療法の適応対象とその効果
鼻づまり(鼻閉)が、季節に関係なく継続して発症し、生活に著しい支障が認められる患者さんが手術の主な対象となります。しかしながら、手術療法でアレルギー性鼻炎(鼻過敏症)が治るわけではありません。手術療法はあくまでも花粉症(花粉アレルギー)の症状を緩和させる目的で行われるもので、それは薬剤による治療でも同じことです。
手術療法後の1〜2週間程度は、手術療法に対する反応としての粘膜の浮腫み(ムクミ)、過剰な鼻水(鼻汁)、瘡蓋(カサブタ)の形成による一時的な鼻づまり(鼻閉)の悪化などがあります。また、手術療法は粘膜だけの処置で、効果の永続性はないとも考えられます。鼻の組織は再生しますので、再手術が必要になる可能性もあります。将来的な後遺症や、高齢になったときに、萎縮性鼻炎や乾燥性鼻炎にならないかどうかなどは、まだ十分に解明されてはいないのが実情なのです。
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