花粉症治療薬の飲酒・アルコール・タバコの影響:症状悪化や副作用を助長する原因に
- 花粉症の治療法・薬物の注意点

花粉症の治療薬と飲酒(深酒)やタバコ(喫煙)からの影響について説明しましょう。まず、アルコールに関しては、血管拡張作用がありますから、鼻水(鼻汁)症状が悪化します。その後に、鼻の粘膜が浮腫み(ムクミ)、鼻づまり(鼻閉)が酷くなります。また、神経の働きを抑制してしまう作用もありますから、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の副作用の眠気が出やすくなることは、これまでにも述べたとおりです。したがって、アルコールの摂取は可能なかぎり控えたほうが良いでしょう。
また、鼻の粘膜にタバコ(喫煙)の煙やニコチンが作用すると、鼻の粘膜の血管は拡張し、血管から血液の液体成分が大量に出てきます。つまり、鼻水(鼻汁)が出やすくなり、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を服用していても十分な効果が得られなくなっているのです。また、タバコ(喫煙)は鼻だけではなく喉(ノド)や気管あるいは気管支の粘膜にも悪影響を与えるために、症状が悪化する原因となります。
アルコールが薬物を処理する肝機能に悪影響
アルコールは、肝臓(カンゾウ)で分解されるのはご存知だと思いますが、肝臓の機能を低下させることがあります。また、大量の飲酒(深酒)や連日の飲酒(深酒)で肝臓そのものに大きな負担をかけ、その結果、異常が起こることは皆さんもご存知のとおりかと思います。
肝臓がアルコールを分解処理するには、それ相応に肝臓に負担がかかるのです。つまり、薬剤も肝臓が分解処理するわけですから、アルコールと薬剤を同時に処理することは肝臓にとって非常に大きな負担になるということなのです。そのために、飲酒(深酒)後は、花粉症(花粉アレルギー)の薬剤だけではなく、さまざまな薬剤の副作用が出やすくなりますし、肝機能に異常がある人や連日のように飲酒(深酒)している人では、特にその傾向が強くなります。こうしたことから、アルコールの影響が残っている間は、薬を飲むことは可能なかぎり避けるべきでしょう。
タバコ(喫煙)の煙は、鼻や喉(ノド)の機能を低下させることにより、花粉症(花粉アレルギー)などのアレルギー性鼻炎(鼻過敏症)を引き起こすきっかけになる可能性があり、症状を悪化させる原因のひとつになることは確かだと考えられるでしょう。それだけではなく、周囲に花粉症(花粉アレルギー)の人がいると、その症状にも悪影響を与えます。また、気管支ぜんそくの患者さんでは、タバコ(喫煙)の煙は症状を誘発あるいは悪化させる要因になります。少なくとも花粉症や通年性アレルギー性鼻炎(鼻過敏症)のある人は、可能な限りタバコ(喫煙)を控えたほうが得策であるといえるでしょう。
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