子どもの花粉症の治療法:小児科と耳鼻咽喉科で異なることもあり、症状を詳しく観察する必要
- 花粉症の治療法・薬物の注意点

花粉症(花粉アレルギー)で受診する子どもの年齢は、小児科では乳幼児(生後0日から小学校就学までの子供)の時期から小学校低学年が多いのに対して、耳鼻咽喉科では小学校高学年から中学生が多くなる傾向があります。また、小児科では乳幼児期からのアトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくに、花粉症(花粉アレルギー)や通年性アレルギー性鼻炎が合併する症例が多くなります。
耳鼻咽喉科では、鼻の症状を理由に受診する子どもが圧倒的に多く、花粉症(花粉アレルギー)や通年性アレルギー性鼻炎に、気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎が合併していると受け止められる傾向があります。このような違いが、治療薬の選択に影響することがあるのが、子どもの花粉症(花粉アレルギー)の特徴と言えるでしょう。
子どもの花粉症の点鼻薬
重症の花粉症(花粉アレルギー)で、鼻づまり(鼻閉)が強い場合には、点鼻用血管収縮薬を使用することがありますが、一般的には5〜7日程度の短期間の使用に留めるべきでしょう。これは、子どもでは副作用が出やすいためで、点鼻用血管収縮薬を2倍に薄めて使われることもあります。特に2歳未満の乳幼児(生後0日から小学校就学までの子供)では、ショックや心停止、痙攣(ケイレン)などの危険性があるために使用してはいけないとされており、6歳未満の子どもには使用しない方が良いと考えられます。抗コリン薬も腹痛や下痢(ゲリ)、肝機能障害などの副作用があるために、12歳未満の子どもには使われないことが多いようです。局所ステロイド薬は子どもでも比較的安全とされていますが、長期間にわたる使用による影響は、今現在でも解明されてはおりません。
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