花粉症の薬物療法・免疫療法・手術療法
- 花粉症の治療法・薬物の注意点

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花粉症の薬物療法
近年では、化学伝達物質(ケミカルメディエーター)の作用を抑える治療薬が抗アレルギー薬として何種類も登場しています。抗ヒスタミン薬は、第一世代と第二世代に分類されていますが、第一世代だけを抗ヒスタミン薬と呼び、第二世代を抗アレルギー薬に分類する考え方もあります。重症度と病型の組み合わせによって治療薬を選択します。病型は、症状の組み合わせによって、くしゃみ・鼻水(鼻汁)型、鼻閉(鼻づまり)型に分けるのが一般的です。
花粉症の免疫療法
現在では、原因となるアレルゲン(アレルギー疾患を持っている人の抗体と特異的に反応し、そのアレルギー症状を引き起こす原因となる抗原)を少量ずつ注射して、IgE抗体の作用を妨害するIgG4遮断抗体を人体に産生させる減感作療法(特異的免疫療法)が、長期寛解(軽症化)や治癒(チユ)を期待できる唯一の治療方法であると言われています。
しかしながら、長期間にわたる継続的で定期的な注射が必要であるため、必要な方の全員が実施することは難しいでしょう。また、子供の場合では、成長とともに自然寛解する(自然に軽症化する)症例が存在します。そのほかに子供の場合には、気管支ぜんそくを合併している人では喘息発作を誘発することがありうるし、副作用としてアナフィラキシーショックを引き起こすことがありうる、などの点に注意が必要になります。
ほかには、ヒスタグロビンなどの薬物を皮下注射する非特異的免疫療法を行っている医療機関もありますが、効果については疑問視している医師もおられますので注意が必要です。そのために、より副作用のない免疫療法として、IgE抗体とは結合しない合成ペプチド抗原やモノクローナル抗体を使った免疫療法が開発・研究中で、その成果が期待されています。
花粉症の手術療法
花粉症治療における手術療法は、著しい鼻づまりに対して行なわれるのが一般的ですが、その対象は小学生以上とされています。花粉症(花粉アレルギー)の重症例では、下鼻甲介(カビコウカイ)に対する手術が行われることもあります。特に、レーザーを使った焼灼(ショウシャク)によって微粘膜を縮小させ、鼻腔(ビクウ)を拡大し、通気を改善する方法が普及しています。子供の場合では、成長とともに鼻腔は大きくなり、通気も改善しますから、手術療法の適応の決定は慎重にすべきでしょう。
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