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消化管の役割A消化過程:十二指腸

- 食道・胃腸の役割と構造

 

消化プロセス:胃・十二指腸で粥状で消化

 消化管は横隔膜(オウカクマク)を貫いて、胃・十二指腸(ジュウニシチョウ)へと続いていきます。胃は筋肉のかたまりでできた臓器で、食道から運ばれた食べ物をお粥(カユ)の状態までこなします。胃酸を分泌(ブンピツ)してタンパク質を軟らかくして、ペプシンという消化酵素でその消化を行うとともに、口から入った雑菌を殺します。つまり、胃は食べ物を粥状にこなし、肉などのタンパク質をフニャフニャの状態まで消化するはたらき、さらに外部からの雑菌を殺す関所の働きを担っています。
 胃酸と混ざり合った食べ物は、十二指腸に運ばれます。十二指腸は、たくさんの消化酵素が分泌(ブンピツ)される場所です。膵臓(スイゾウ)から膵管(スイカン)が十二指腸に伸びてきて、2つの管が合流して十二指腸内につながっています。
 膵臓から分泌されるアルカリ性の膵液(スイエキ)によって胃酸にまみれて酸性の傾いている流動物は中和されます。酸性度の高いままの状態では、消化酵素がうまくはたらけず消化吸収ができないため、ここでペーハー(pH)が調整されるのです。さらに、肝臓から分泌され、胆のうで濃縮された胆汁(タンジュウ)という消化液の働きで死亡を吸収できる状態にします。本来は身体からはじいてしまう油を吸収することができるのは、胆汁中の胆汁酸やレシチンの界面活性効果によるもので、これらの物質が油のまわりを囲んで、吸収できる状態にするからです。このような、胃と十二指腸は消化吸収のプロセスに密接に関わり合っています。

十二指腸 消化プロセス

ペプシン(Pepsin)とは?

 胃液中に含まれているタンパク質消化酵素です。ペプシノーゲンとして胃の主細胞から分泌(ブンピツ)され、胃酸により活性化されてペプシンになります。

ペーハー(pH)とは?

 水素イオン指数のことです。溶液の酸性、アルカリ性の強さの指標です。ペーハー7は中性、それより小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性となります。尿のペーハーは健康な人では通常5〜6.5です。

胆汁酸(タンジュウサン)とは?

 肝臓(カンゾウ)でコレステロールから合成され、胆汁中に含まれます。強い界面活性作用を持ち、脂質を乳化することによって中性脂肪や脂溶性ビタミンの消化・吸収を促進します。

レジチン(Regitine)とは?

 界面活性(カイメンカッセイ)作用をもち、油を水または水を油に分散させます。

 

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◇「食道・胃腸の役割と構造」の記事一覧◇


◆食道・胃腸の役割と構造◆
 消化管の役割
  @消化プロセス:口腔〜胃
  A消化プロセス:十二指腸
  B消化プロセス後:小腸で吸収
 消化管の構造・役割
  ・食道の構造 / 食道の働き
  ・胃の構造 / 胃の働き

  ・腸の働き / 腸の構造

 食道・胃腸の検査方法
  ・内視鏡検査
   @経口検査 A経鼻検査 
  ・X線検査  ・CT検査  ・MRI検査
  ・腹部超音波検査
  ・血液検査 生化学検査
  ・胃に隆起性の陰影がある場合
  ・十二指腸の病気とバリウム検査
◆食道・胃腸の役割と構造◆
 セルフケア・生活上の注意
 ・胃潰瘍時の場合
 ・胃酸過多の場合
 ・胃切除後の場合
 ・機能性ディスペプシアの場合
 ・ピロリ菌除菌後の場合
 ・子ども(幼児)のピロリ菌感染と除菌
 ・十二指腸潰瘍の場合
 ・十二指腸潰瘍手術後の場合

 豆知識

 ・胃酸消化の仕組みの発見
 ・蛙(かえる)の子育ては胃袋の中で
 ・ストレスと胃の病気
 ・胃カメラから内視鏡検査への発達
 ・市販薬の推奨される飲み方・扱い方

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