ストレス性の胃の痛み
- 胃の症状と病気
ストレスがきっかけで胃の痛みが酷い
ストレスが原因の不調というと、精神科や心療内科への受診を考えることもあるかと思いますが、まずは消化器内科で原因となる病気がないかどうかを確認するのがよいでしょう。胃が痛いといっても、胆のうや膵臓(スイゾウ)など周辺の臓器からくる痛みの場合もありますし、大きな病気が隠れている可能性がないかどうかを、きちんと確かめることが先決です。
ストレス性の胃炎(イエン)は、機能性胃腸症として、消化器内科でも治療を行っています。ちょうど春先に胃の不調を訴えて受診する人が増えるのは、新入学や就職、人事異動、それにともなう引っ越しや新しい人間関係の構築などストレスのかかる時期だからだと思います。胃は、第二の大脳と言われるほど、ストレスの影響を受けやすい臓器です。胃は、自律神経のはたらきでうごいているため、緊張状態が続いて交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、機能が低下してしまい、胃の痛みやもたれなど、さまざまな症状を引き起こします。
ストレス性の胃炎は、胃だけでなく、腸にも影響があらわれがちです。過敏性大腸炎はその代表で、下痢(ゲリ)を繰り返すタイプと便秘(ベンピ)がちのタイプがあり、女性に多いのは便秘タイプです。
ストレス性の胃炎は、便秘がちの場合、腸が激しく痛みますが、排便をするとスッキリ治ってしまいます。外出中などに何度もトイレに駆け込むので、駅のトイレの位置をすべて把握しているとか、いつでも降りられるように各駅停車にしか乗れないなど、日常生活でとても不便な思いをしている人がたくさんおられます。
消化器内科できちんと治療を受ければ、かなり改善されるはずです。ピロリ菌に感染している場合、ピロリ菌の除菌治療をすることで胃の調子がよくなり、ストレスがかかっても痛みなどの症状が出なくなる場合もあります。機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)は健康保険の対象にならないため、自費になりますから、一般的には医師は、すべてのピロリ菌陽性者に除菌治療を強く勧めています。
また、日常生活では、イチョウの負担にならないよう1日3回の規則正しい食事を基本に、1日のなかでリラックスできる息抜きの時間を必ず持つよう心がけてください。ストレスで胃腸の調子が悪くなる人には、真面目で几帳面な人が多いため、頑張らないように言ってもなかなか難しいと思いますが、頑張り過ぎないこと、頑張るためには急速が必要だということをよく理解して、自分をいたわるようにしてみてはいかがでしょうか。
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