食道に異物が詰まる
- 食道・胃腸の病気(食道)
食道に異物が詰まった時の主な症状
食道が生理的に狭くなっている部分で、飲み込んだものが停滞する状態です。食道の入り口部、食道が大動脈や左気管支で圧迫される部分、食道裂孔(ショクドウレッコウ)部は、それぞれ食道の内腔がやや狭くなっており、筋層の力も弱くなりがちな部分です。大きなもの硬いものは、その部分で引っかかってしまうことがあります。
とくに起こりがちなのは、乳幼児と高齢者です。乳幼児は何でも口に入れてしまうので、玩具や電池、クギ、ボタン、硬貨など、思わぬものを詰まらせてしまう場合があります。食品ではピーナッツなどが停滞することが多く見られます。
高齢者も判断力や飲み込む力が低下してくるため、義歯や魚の骨、錠剤やカプセル剤のPTPシートを間違って飲んでしまい、食道に停滞することがあります。お正月にお餅を詰まらせるなど定型的なパターンです。
食道に異物が停滞すると、痛みや嚥下障害(エンゲショウガイ)が起こります。ひどくなると、周囲に炎症が広がって熱が出る場合があります。
魚の骨が喉(ノド)・食道に刺さった場合
食事中、魚をうっかり飲み込んで、食道に刺さってしまうことがあります。ご飯を一緒に飲むなど、自分で工夫しても取れない場合には、早めに内視鏡のある医療機関に行って取り除いてもらいましょう。刺さったままの状態で放置すると、痛みが取れないだけでなく、潰瘍(カイヨウ)になってしまうので、早めに受診することが大切です。取り除いたあとの傷は自然に治ります。
魚の骨だけでなく、入れ歯や金属のついたブリッジ、薬物のシートなど、予想もしなかったものを飲み込んでしまうことも多いものです。たいていは、あわてて食べているときに起こる場合が多いようです。こうした事態を避けるためには、食事のときには、できるだけ良く噛んで、ゆっくり時間をかけて食べるようにしましょう。

食道に異物が詰まった時の検査方法
内視鏡検査を行います。
食道に異物が詰まった時の治療方法
食道の異物は内視鏡を使って摘出します。異物がつかえるのは、食道の入り口部分、気管支岐部、横隔膜(オウカクマク)を抜ける食道裂孔部(ショクドウレッコウブ)の3カ所ですが、入り口に使えている場合には、つかえているものにもよりますが、下を向かせて背中を叩くだけで出てくる場合もあります。
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