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食道ガンD治療方法:化学放射線療法

- 食道・胃腸の病気(食道)

 

食道ガン化学放射線療法

 食道ガンは、比較的放射線の感受性が高く、かつては手術の補助療法として、術前・術後に用いられることが多かったのですが、近年では抗ガン剤と併用した化学放射線療法が行われるようになって、治療成績が向上しました。条件によっては、手術療法と同等の成績が得られるとの報告もあります。ただし、リンパ節転移に対する効果はやや悪く、ガンが残ってしまったり、再発したりするときには、手術を行います。
 食道ガンの手術には、開腹、開胸の両方が必要になり、患者さんにとっては非常に負担が大きいものです。手術の負担を減らすために、放射線や化学療法を先に行って、ガンを小さくしてから手術を行う方法も行われています。
 放射線治療は外来で受けることができ、身体に負担が少ない治療法です。ただし、放射能を使うため、食欲低下などの副作用があります。副作用がつらい場合には、我慢せずに主治医とコミュニケーションをきちんととって、納得のいく治療法を選択していくようにしましょう。

 

食道ガンは近年治療成績が向上

 食道ガンの治療成績は、ここ20年で飛躍的に向上しています。まずは診断法の進歩によって早期発見は増えたこと、手術、化学療法をはじめとした治療法が進歩したことが影響しています。日本食道学会の統計によれば、手術例の5年生存率は全体で35.5%です。ステージ別では、0期69.2%、1期58.1%、2期47.1%、3期32.8%、4期14.7%と報告されています。
 食道ガンの症例数が多い施設では、手術を中心に集学的治療を行った人の5年生存率は、約50%と、1970年代までの約20%と比較して飛躍的に向上しています。ガンの進行度別では、早期ガンの中でもガンの深さが粘膜だけにとどまっているものは5年生存率100%、少し深い粘膜下組織までのものでも、リンパ節転移がないものは約90%に及びます。
 かつては頸(ケイ)部に転移があると手遅れだと考えられていましたが、最近では頸部にリンパ節があっても完全に治るケースが出てきました。背景には、麻酔、術後管理の進歩で、非常に大掛かりな手術が安全にできるようになったため、現在では従来に比べて根治的な手術ができるようになったことも影響しています。今後、治療成績はさらに向上していくことが期待されています。

食道ガン

 

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◇「食道・胃腸の病気(食道)」の記事一覧◇


◆食道・胃腸の役割と構造◆
 消化管の役割
  @消化プロセス:口腔〜胃
  A消化プロセス:十二指腸
  B消化プロセス後:小腸で吸収
 消化管の構造・役割
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  ・胃の構造 / 胃の働き

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  ・腹部超音波検査
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  ・十二指腸の病気とバリウム検査
◆食道・胃腸の役割と構造◆
 セルフケア・生活上の注意
 ・胃潰瘍時の場合
 ・胃酸過多の場合
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 ・機能性ディスペプシアの場合
 ・ピロリ菌除菌後の場合
 ・子ども(幼児)のピロリ菌感染と除菌
 ・十二指腸潰瘍の場合
 ・十二指腸潰瘍手術後の場合

 豆知識

 ・胃酸消化の仕組みの発見
 ・蛙(かえる)の子育ては胃袋の中で
 ・ストレスと胃の病気
 ・胃カメラから内視鏡検査への発達
 ・市販薬の推奨される飲み方・扱い方

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