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食道ガンC治療方法:手術療法

- 食道・胃腸の病気(食道)

 

食道ガンの治療方法

 食道ガンの治療は、内視鏡的切除、手術、化学療法、放射線療法があり、通常、集学的治療といって、これらのなかから、いくつからの治療法を組み合わせて行います。
 現在の治療の基本は手術で、ガンを切除することですが、最近では抗ガン剤を併用した化学放射線療法も行われるようになってきました。2007年4月には、日本食道学会が食道ガン治療ガイドラインをまとめ、進行度に応じた手術、化学療法、放射線療法の選択について解説しています。
 粘膜だけにとどまっているごく表層の早期ガンの場合、内視鏡で確認しながら、ガンができている粘膜を切除することができます。内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)など、ガンの広がりによって手術方法が異なります。ガンが粘膜を超えると転移の可能性が出てくるため、通常はこうした方法では治療することができません。

食道ガンの化学療法」とは?

 特定の化学物質(抗ガン剤)によってガン細胞のはたらきを弱めたり、ガン細胞の分裂・増殖を妨げて治療する方法です。

食道ガンの放射線療法」とは?

 ガンとその周囲のみを放射線で治療する局所治療です。臓器の機能や形態を保ったまま治療できるのが特徴ですが、ガンの種類によって効果が異なり、効果の乏しいものもあります。

 

食道ガン手術療法:部位によって異なる手術方法

 通常の手術は、ガンのできている部位によって、手術方法が異なります。
 頸(ケイ)部食道ガンは、声帯に近いところにできるガンなので、小さなガンなら声帯を残すことができますが、進行ガンでは声帯のある喉頭(コウトウ)を合併切除することが多く、甲状腺や副甲状腺も切除することがあります。甲状腺や副甲状腺を全摘した場合は、手術後は甲状腺ホルモンとカルシウムの服用を続ける必要があります。
 喉頭を合併切除した場合は、胸骨の上あたりの皮膚に孔(アナ)を開けてそこに気管の断端を縫いつける永久気管孔をつくって、そこから空気を吸うようにします。声は出なくなりますが、訓練によって食道発声ができるようになります。エレクトロラリンクスという機械を使って発声する方法もあり、この方法だと機械的な声ですが、簡単に人と会話することができます。

  胸部食道ガンは、胸部以外に頸部や腹部にもリンパ節転移が起こりやすいので、頸部、胸部、腹部の3つの領域にまたがる手術をします。通常、右側の胸を開胸手術して、食道を切除するとともに、周辺のリンパ節をきれいに切除します。
 切除して失った食道のかわりに、胃を使って再建手術を行いますが、胃に病変があるなどの理由で胃が使えない場合には、大腸を、大腸が使えなければ小腸を使います。

  腹部食道ガンは、頸(ケイ)部や気管のまわりのリンパ節に転移することはまずないので、腹部と胸部下部(下縦隔)のリンパ節郭清を行い、胸部下部食道と胃を全摘あるいは胃の上半分を切除します。
 患者さんの負担を少なくするために、開胸手術のかわりに胸腔鏡を使う手術方法があります。おもに筋腫(キンシュ)などの良性疾患に対して行われてきましたが、最近ではガンに対しても行われるようになってきました。しかし、開胸手術と同じ治療成績が得られるかどうか結論はまだ出ていません。

食道ガン

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◇「食道・胃腸の病気(食道)」の記事一覧◇


◆食道・胃腸の役割と構造◆
 消化管の役割
  @消化プロセス:口腔〜胃
  A消化プロセス:十二指腸
  B消化プロセス後:小腸で吸収
 消化管の構造・役割
  ・食道の構造 / 食道の働き
  ・胃の構造 / 胃の働き

  ・腸の働き / 腸の構造

 食道・胃腸の検査方法
  ・内視鏡検査
   @経口検査 A経鼻検査 
  ・X線検査  ・CT検査  ・MRI検査
  ・腹部超音波検査
  ・血液検査 生化学検査
  ・胃に隆起性の陰影がある場合
  ・十二指腸の病気とバリウム検査
◆食道・胃腸の役割と構造◆
 セルフケア・生活上の注意
 ・胃潰瘍時の場合
 ・胃酸過多の場合
 ・胃切除後の場合
 ・機能性ディスペプシアの場合
 ・ピロリ菌除菌後の場合
 ・子ども(幼児)のピロリ菌感染と除菌
 ・十二指腸潰瘍の場合
 ・十二指腸潰瘍手術後の場合

 豆知識

 ・胃酸消化の仕組みの発見
 ・蛙(かえる)の子育ては胃袋の中で
 ・ストレスと胃の病気
 ・胃カメラから内視鏡検査への発達
 ・市販薬の推奨される飲み方・扱い方

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