食道ガン@主な症状・原因
- 食道・胃腸の病気(食道)
食道ガンの主な症状
食道ガンは、食道にできる悪性腫瘍(アクセイシュヨウ)です。食道ガンの症状は、癌(ガン)によって食道の内腔が狭くなって起こるものが大部分ですが、食道壁は伸縮性に富んでいるため、よほど進行してからでないと症状はあらわれないことが多いのです。早期ガンでは症状が無い人がほとんどで、食道のしみる感じや不快感、違和感を訴える人はいるものの、つかえる症状が出たときには、かなり広い範囲にガンが広がっています。
進行ガンにおける食べ物のつかえた感じは、とくに急いで食べたときや、良く噛まないで食べたときに起こりやすく、よく噛んでゆっくり食べたり、水分と一緒に飲んだりすれば、つかえ感を感じなくなります。このため、つかえ感を感じていても、治ったと思ってしまい早期発見につながらないことがよくあります。食事にかかる時間が長くなってきたなどの変化を周囲の家族などが気づいて、受診に結びつくケースもあります。
食道ガンが進行して、食道に孔(アナ)が開いて気管支につながってしまう食道気管支瘻(ショクドウキカンシロウ)ができる場合もあります。食道から食物や唾液(ダエキ)が気管支を通して肺に入るため、食事のたびに咳が酷くなったり、肺炎を起こしやすくなったります。
日本の食道ガンは約95%が扁平上皮癌(ヘンペイジョウヒガン)で、胃ガンなどのように円柱上皮(エンチュウジョウヒ)から発生する食道腺ガンは比較的少ないことがわかっています。食道は、頸部食道(ケイブショクドウ)、胸部食道、腹部食道の3つに分けられますが、日本胸部外科学会の統計によれば、胸部食道ガンが84.3%と大部分を占め、腹部食道ガンが5.7%、頸部食道ガンが4.9%です。2つ以上ある多発ガンは3.9%にみられました。

食道ガンの原因
食道ガンのハッキリした原因はわかっていませんが、圧倒的に男性に多く、男女比は7対1、飲酒、喫煙との関係が指摘されています。1日30本以上のヘビースモーカーや、酒1.5合以上の飲酒の習慣がある人では、食道ガンの発生率が、非喫煙、非飲酒者の40倍との報告があります。また、刺激物や熱い食事、熱い飲み物などを好む人にも食道ガンが多いことが指摘されています。
年齢別では60歳代が最も多く、50歳代、70歳代と比較的高齢者に多く見られます。食道ガンにかかる人は人工10万人対男性が15.1人、女性が3.0人、全体では9.0人です。厚生労働省の2007年の統計によると、食道ガンによる死亡率は人口10万人に対して男性約15.4人、女性約2.7人です。
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