ピロリ菌@感染経路・除菌方法
- 食道・胃腸の病気(胃腸)
ピロリ菌の感染経路
ピロリ菌の感染率は、衛生状態のよくない地域ほど高くなっています。ハッキリとした感染経路はわかっていませんが、井戸水や湧水(ワキミズ)、食べ物などと何らかの関係があることが指摘されています。ピロリ菌は、免疫力が低い5歳以下の子どもに感染することがわかっています。
日本での感染率は、戦前戦後の衛生状態の悪い時代に幼少期を過ごした高齢者ほど感染率が高く、60歳以上の世代では約80%となっています。しかし、衛生状態のよくなった現在では若者の感染率は低下します。
ピロリ菌に感染した人のすべてが、胃・十二指腸潰瘍(ジュウニシチョウカイヨウ)を発症するというわけではなく、ピロリ菌感染者のうち、胃・十二指腸潰瘍を発症するのは2〜3%となっています。とはいえ、日本での消化性潰瘍の患者数およそ80万人中、ピロリ菌感染者は胃潰瘍(イカイヨウ)で約70%、十二指腸潰瘍で約90%であることがわかっており、ピロリ菌と胃・十二指腸潰瘍には深い関係があると考えられています。

ピロリ菌の除菌方法
胃・十二指腸潰瘍(ジュウニシチョウカイヨウ)のある人に限って、2000年11月からピロリ菌の除菌療法が保険適用になりました。
一次除菌法
PPI(プロトンポンプ阻害薬)+AMPC(アモキシシリン)+CAM(クラリスロマイシン)の3種類の薬を、朝夕の食後に1週間服用します。PPIはランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウムのうち、どれか1種類を使います。
一次除菌で除菌が成功しなかった場合、使用する抗菌薬の種類を変えて二次除菌を行います。一次除菌で使ったものと同じ薬剤の量を増やして繰り返しても、成功率は極めて低いので、必ず種類を変えて行うことが必要です。
二次除菌法
PPI(プロトンポンプ阻害薬)+AMPC(アモキシシリン:商品名はサワシリンなど)+MNZ(メトロニダゾール:商品名はフラジールなど)の3種類の薬を、朝夕の食後に1週間服用します。
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