急性胃炎
- 食道・胃腸の病気(胃腸)
急性胃炎の主な症状
急性胃炎(キュウセイイエン)は、突然、上腹部の痛みや悪心(アクシン/オシン:吐き気がする)、嘔吐(オウト)を起こす病気です。ウイルスなどによる感染症、細菌による食中毒、腐った食べ物を口にした、ニンニクや唐辛子など刺激の強い食品の摂り過ぎ、暴飲暴食、高濃度のアルコール、薬、食物アレルギーなど、原因はさまざまです。多くの場合、安静にして食事に気を付けていれば2〜3日で治りますが、虫垂炎(チュウスイエン)の初期、胆のう炎、膵炎(スイエン)など他の病気の可能性もあり、放置するとひどくなる場合もあるので、症状が強かったり長引く場合は早めに医療機関にかかりましょう。
急性胃炎の検査方法
問診で、食生活などについて詳しくチェックしたあと、必要に応じて血液検査、腹部超音波検査、内視鏡検査などを行います。急性胃炎(キュウセイイエン)が重症化すると、食道、胃、十二指腸に広い範囲にわたって、びらん、出血、潰瘍(カイヨウ)などの変化が起こる急性胃粘膜病変がみられます。こうした病変を早期発見するためにも、内視鏡検査を受けることが重要です。


急性胃炎の治療方法
胃痛や嘔吐(オウト)を止めるために、まず食事をせず胃を休めます。水分が摂れる状態であれば、吐き気止めや制酸薬、粘膜保護薬などを使った対症療法を行います。
最も頻度の高いウイルス感染による急性胃炎の場合、強い吐き気や嘔吐、腹痛が起こりますが、高熱がある場合、とくに子どもや高齢者でぐったりしている場合には、できる限り早くかかりつけ医を受診します。また、ウイルス性の胃腸炎では、胃だけでなく腸の動きが悪くなっているため、無理に水分を摂ると吐いてしまい、悪くすればそれが気管に入り窒息してしまう恐れがあります。吐き気が強く、口からの水分補給ができない場合には、病院で点滴を受ける必要があります。
軽症なら半日ほど絶食して胃の安静を保ちます。睡眠不足や体力が消耗している場合が多いので、できる限り仕事や学校を休んで横になり身体を休めます。また、水分がとれれば、常温のスポーツドリンクやリンゴジュースを少量飲みます。ぬるま湯でも良いでしょう。
半日ほど絶食して、吐き気や腹痛がおさまってきたら、果肉の入っていないゼリー状のものやうどん、お粥などをとってみます。大丈夫そうな様子なら、スープ、ご飯、卵料理や白身魚の煮物(カレイ、ヒラメ、キスなど脂肪の少ないもの)など、徐々に普通の食事にしていきます。
アルコールやコーヒー、カレーなど刺激の強い食品は避けます。牛乳や柑橘系(オレンジやグレープフルーツ)のジュースは吐き気が強くなるので控えましょう。タバコも胃の血流障害を起こし、痛みが強くなるので、これを機会に禁煙したいものです。
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