胃痙攣(いけいれん)
- 食道・胃腸の病気(胃腸)
胃痙攣の主な症状
みぞおちを中心に突然、差し込むような激しい痛みの発作が起こっている状態を言い、胃痙攣(イケイレン)という病気があるわけではありません。痛みは数分から長い場合では1〜2時間続くこともあります。胃痙攣の原因は、胃潰瘍(イカイヨウ)、急性胃炎、食中毒、胃アニサキス症、急性胃軸捻転(キュウセイイジクネンテン)など、さまざまです。胃の病気以外にも、十二指腸潰瘍(ジュウニシチョウカイヨウ)胆石症(タンセキショウ)、胆管炎(タンカンエン)、急性膵炎(キュウセイスイエン)、便秘などが考えられます。また、極度の緊張やストレスが原因で胃痙攣を繰り返す場合もあります。
「胆石症(タンセキショウ)」とは?
胆のうにできた結石が原因で起こります。典型的な症状は、右上腹部の痛みで、炎症が起これば発熱してきます。腹痛だけのこともあれば、背中や肩が痛む場合もあります。
「胆管炎(タンカンエン)」とは?
胆管(タンカン)の細菌感染によって、胆管に炎症が起こり、右上腹部の痛み、発熱、黄疸(オウダン:眼球や皮膚といった組織や体液が黄色く染まる状態)などが見られます。胆石によって胆管内の胆汁(タンジュウ)の流れが滞り、腸内細菌が胆道に逆流して感染が起こることが主な原因です。
「急性膵炎(キュウセイスイエン)」とは?
膵臓(スイゾウ)に急激に炎症が起こるもので、胆石症など胆道の病気が原因のことが多く、上腹部に激しい痛みが生じ、吐き気、嘔吐(オウト)、発熱を伴います。アルコール性の急性膵炎も見られます。

胃痙攣の検査方法
問診では、いつ頃から(発症時期)、どんな時に痛むのか(食後、空腹時など)、痛みはどのくらい続くのかなど、症状をできるだけ詳しく伝えます。痛みの発作が出る前に何を食べたのかも併せて伝えます。
血液検査、腹部超音波検査、内視鏡検査などで、胃痙攣(イケンレン)の原因を調べます。
胃痙攣の治療方法
胃痙攣(イケイレン)の痛みを抑えるために鎮痛鎮痙薬(チンツウチンレンヤク)を使います。点滴を行う場合もあります。お腹がかたく、押すと激しい痛みがある場合、お腹を押して話すときに痛みが酷くなる場合には、胃潰瘍(イカイヨウ)や十二指腸潰瘍(ジュウニシチョウカイヨウ)で孔(アナ)が開いている可能性もあるため、一刻も早く病院にかかりましょう。何度も胃痙攣を繰り返している場合には、原因をつきとめて治療を行うことが大切です。
ストレスが原因と考えられる場合には、その原因を取り除くか、それが無理な場合には、ストレスの上手な解消法を見つけることも重要です。
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