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胃・十二指腸潰瘍A治療方法・副作用

- 食道・胃腸の病気(胃腸)

 

胃・十二指腸潰瘍の治療方法

 胃・十二指腸潰瘍(イ・ジュウニシチョウカヨウ)の治療は薬物療法で、いずれも第一選択薬はPPI(プロトンポンプ阻害薬)です。強力に胃酸の分泌(ブンピツ)を抑える作用があります。胃潰瘍(イカイヨウ)では8週間、十二指腸潰瘍では6週間服用します。すでにピロリ菌の感染が分かっている場合には、最初から除菌を一緒にやることもあり、その場合は最初に除菌を1週間行ってから、それぞれ8週間、6週間PPIを服用します。
 除菌治療を行ったあとは、4〜6週間後に除菌が成功したかどうかを確認します。症状が楽になったからとそのままにする人がいますが、もし成功していなければ潰瘍が再発する可能性が高いので、除菌後の検査は欠かさずに受けるようにしましょう。
 ピロリ菌の除菌に使われる薬に耐性がある場合は除菌不成功となり、抗菌薬の種類を変えて二次除菌を行います。一次除菌に失敗したからと言って、同じ薬を長く続けて飲んだり、量を増やしても除菌はできません。二次除菌に使う薬は日本ヘリコバクター学会ガイドラインに明記されています。

 

胃・十二指腸潰瘍

 

ピロリ菌除菌治療の副作用

 除菌治療の副作用として、最も多いのは下痢(ゲリ)や軟便(ナンベン)で、約10〜30%の人に起こります。5〜15%に食べ物の味がおかしく苦味や金属のような味がする症状が、また2〜5%に皮膚に発疹などのアレルギー反応が現れます。整腸薬を併用すると下痢の予防効果があるとされていますので、下痢をしやすい人は事前に処方してもらうと良いでしょう。
 これまで除菌治療で深刻な副作用は報告されていませんが、薬を飲み始めて体調の変化が気になる人は早めに主治医に相談しましょう。また、ほかに服用中の薬がある場合は、必ず主治医に知らせましょう。なお、除菌治療中のアルコールは控えます。大量をくずさないためです。
 除菌が成功した後、胃酸分泌(イサンブンピツ)が増え、食道に逆流して胸やけなどの症状がおこることがありますが、一時的なものが多く、自然におさまっていきます。


一次除菌に使用する薬物

 PPI(プロトンポンプ阻害薬)+抗菌薬2種類(アモキシシリンとクラリスロマイシン)これら3種類の薬物を朝夕食後に1週間服用

二次除菌に使用する薬物

 PPI(プロトンポンプ阻害薬)+抗菌薬2種類(アモキシシリンとメトロニダゾール)これら3種類の薬物を朝夕食後に1週間服用

 

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◇「食道・胃腸の病気(胃腸)」の記事一覧◇


◆食道・胃腸の役割と構造◆
 消化管の役割
  @消化プロセス:口腔〜胃
  A消化プロセス:十二指腸
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 消化管の構造・役割
  ・食道の構造 / 食道の働き
  ・胃の構造 / 胃の働き

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  ・腹部超音波検査
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  ・胃に隆起性の陰影がある場合
  ・十二指腸の病気とバリウム検査
◆食道・胃腸の役割と構造◆
 セルフケア・生活上の注意
 ・胃潰瘍時の場合
 ・胃酸過多の場合
 ・胃切除後の場合
 ・機能性ディスペプシアの場合
 ・ピロリ菌除菌後の場合
 ・子ども(幼児)のピロリ菌感染と除菌
 ・十二指腸潰瘍の場合
 ・十二指腸潰瘍手術後の場合

 豆知識

 ・胃酸消化の仕組みの発見
 ・蛙(かえる)の子育ては胃袋の中で
 ・ストレスと胃の病気
 ・胃カメラから内視鏡検査への発達
 ・市販薬の推奨される飲み方・扱い方

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