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歯石の除去治療法:歯垢(プラーク)のなれの果てが石灰化して様々な問題を引き起こす

- 歯科・口腔の病気の治療と予防

歯科・口腔の病気の治療と予防

歯石の除去治療法に関して

 歯の裏側や歯茎(ハグキ)との境目などに、文字通り石のように硬くなってくっついている歯石(シセキ)は、簡単に説明すると、歯垢(プラーク)のなれの果てのようなものです。もう少し詳細に説明すると、歯垢(プラーク)の中のさまざまな細菌が、ブラッシング(歯磨き)などによって取り除かれなかった場合に、唾液(ダエキ)の中の成分と結合して石灰化するものです。歯垢(プラーク)の中にいる細菌は、だいたい2〜3週間程度で石灰化します。そして、ひとたび石灰化が始まると、その周りにまた細菌が群がってさらに石灰化して、歯石はますますキッチリと歯の外側を固めていきます。この歯石は、歯の根本の近くにやや黄色みを帯びて固まりますが、その際に歯の根本の歯肉(シニク)に囲まれた部分、ようするに外からは見ることができない部分により強固な歯石がついていることが多いのです。そして、これは確実に歯周病(シシュウビョウ)を悪化させていきます。

歯周炎

歯肉炎(シニクエン)

 このような点を勘案すると、歯周病(シシュウビョウ)の治療や予防においても、歯石はよく取り除いておかなければいけません。歯科医においては、虫歯治療の後や定期検診の際など、機会あるごとに患者さんの歯石除去をしていくのです。歯石の除去は、スケーラー、キュレットなどと呼ばれる道具で、1本1本手で取り除いていく作業が中心となっていきます。細い金属の棒の先端の刃物の部分によって歯にこびりついた歯石を削り取るわけです。そのほかには、超音波によって歯石を削るスケーラーも用いられたりしますね。
 歯の根本や裏側、ほかには歯肉(シニク)の内側にまで歯石はくっついておりますから、歯石の除去作業は非常に大変なものとなります。歯肉(シニク)の中にまでたくさん溜まってきてしまうと出血が出てくるので、多少の痛みも現れてきます。こうしたことに加えて、歯周病(シシュウビョウ)の治療などで歯肉(シニク)の中にまで入り込んだ歯石を取り除く際には、麻酔をすることもあります。そのようにして、歯石を取り除いた後は、歯の表面はスベスベになって、しばらくは歯石もつきにくくなります。既に歯周病(シシュウビョウ)の患者さんの場合であっても、軽症であれば、このような対応でずっと良くなるでしょう。
 しかしながら、それでもまた時間が経過すれば、歯石はついてきます。歯石がつかないようにするには、常に歯磨きを完璧にして、歯垢(プラーク)がまったくついていない状態にしておくほかは、対応はありません。繰り返すようで強縮なのですが、重要なことですので、歯石は歯垢(プラーク)のなれの果てですから、歯垢(プラーク)が無ければ歯石はつかないのです。だから、最もな歯石対策は歯垢(プラーク)対策であるということを忘れないでください。

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